Zenchord 1は、Nottaと連携するAI議事録イヤホンです。選ぶ前に、本体代とNottaの利用枠を分けて確認しましょう。AcalieSmartの本体表示価格は税込26,980円。対象のアカウントで機器を連携すると、Nottaハードウェアプランの文字起こし枠が利用できます。
注意したいのは、イヤホンやケースだけで音声を保存できる製品ではないことです。録音にはスマホ側のNottaアプリとの接続が必要です。月額の見方に加えて、普段使うスマホやPCと組み合わせられるかを確認します。
この記事は、AcalieSmart、日本正規販売元、Nottaの公式資料(acaliesmart.jp・zenchord-acalie.jp・notta.ai・support.notta.ai)を2026年10月8日に確認した購入ガイドです。実機での精度・装着感の検証は行っていません。
本体代とNottaの料金を分けて考える
本体は一度購入し、文字起こしはNotta側のプランで利用します。無料枠が足りる人と、有料プランが必要な人では、継続費用が変わります。
本体代と文字起こしの継続費用
Zenchord 1本体
AcalieSmart表示は26,980円(税込)。現在の価格とカラー別在庫は、購入する店舗で確認します。
対象機器とアカウントを連携した人
Nottaハードウェアプランの対象条件を確認します。対象で利用枠が足りれば、文字起こしのために有料プランを追加契約する必要はありません。
文字起こし時間が不足する人
必要な月間量に合わせて、Nottaの有料プランを別途比較します。
Notta公式料金ページのプレミアム年間プランは、税込14,220円を12か月分まとめて払う契約です。月1,185円という表示はその月額換算で、月払いの請求額ではありません。文字起こしは月1,800分です(2026年10月8日確認)。
本体とこの年間プランを同時に購入する例では、26,980円+14,220円=41,200円です。送料や追加オプションを含めた決済総額ではありません。無料枠を使う予定なら、最初からこの有料契約を足して考える必要はありません。
月600分の無料枠には対象条件がある
Notta公式ヘルプの2026年9月24日更新版は、Zenchord 1をハードウェアプランの対象機器に挙げています。フリーワークスペースのオーナーは連携後にプランが付与され、月600分の文字起こしが利用できます。通常のNottaフリープランとは別の条件です。
連携先のワークスペースで確認すること
フリーワークスペースのオーナー
対象機器を連携すると、選択したワークスペースにハードウェアプランが付与されます。
プレミアムワークスペースのオーナー
連携後に文字起こし時間600分が付与される案内があります。
対象外になるアカウント
自分のワークスペースを持たず会社・チームのワークスペースにだけ所属する人、プレミアム以外の有料ワークスペースのオーナーは対象外です。
毎月の枠と連携解除時の扱い
利用枠は毎月リセットされます。機器の連携を解除すると特典は失効し、同じワークスペースに複数台つないでも分数は増えません。ハードウェアプランは追加のアドオン購入にも対応していません。購入前に、自分のアカウントが対象条件に当たるか確認してください。
月の会議時間から必要な枠を計算する
月600分の枠で足りるかは、実際の会議時間から考えます。
会議時間だけの計算例です。600分の枠が適用される対象条件を満たす場合の比較で、録音前後の雑談や他の音声は含めていません。
30分の会議を月8回
- 月の合計
- 240分
- 600分の枠との比較
- 360分残る
60分の会議を月8回
- 月の合計
- 480分
- 600分の枠との比較
- 120分残る
60分の会議を月12回
- 月の合計
- 720分
- 600分の枠との比較
- 120分超える
| 会議の長さと回数 | 月の合計 | 600分の枠との比較 |
|---|---|---|
| 30分の会議を月8回 | 240分 | 360分残る |
| 60分の会議を月8回 | 480分 | 120分残る |
| 60分の会議を月12回 | 720分 | 120分超える |
録音前後の雑談や他の音声も文字起こしすれば、その分を見込む必要があります。月によって会議数が変わる人は、少ない月だけを基準にせず、忙しい月の予定でも計算してみましょう。
販売元の紹介ページには、確認時点で旧名称「スターター」と月300分の表記も残っています。本記事ではソフトウェア提供元であるNottaの現行ヘルプを基準にしています。実際の適用状況は、連携先のワークスペースとNottaのプラン表示で確認してください。
自分のアカウントと月間量を確認したら、本体の現在の価格・在庫と合わせて検討しましょう。
スマホなしの録音やオフライン保存には対応しない
Notta公式FAQによると、Zenchord 1には本体ストレージがなく、オフライン録音には対応していません。録音を開始するときはNottaアプリを起動し、機器と接続している必要があります。
ケースを使う対面録音も、アプリとの接続を前提に考えます。スマホを持ち込めない場所や、機器だけに録音を残したい用途では、単独保存に対応した機器かどうかを先に確認しましょう。
「対面会議で使えること」と「通信やアプリを使わず本体だけで保存できること」は違います。製品紹介の短い表現だけで判断せず、自分の運用に必要な条件を確認することが大切です。
PCで使うときもスマホ側のNottaアプリを用意する
公式のPC向けガイドは、PCとZenchord 1をBluetoothでつなぎ、スマホ側にもNottaアプリを入れてイヤホンと接続する方法を案内しています。リアルタイムの文字起こしはスマホで確認し、クラウドへのアップロード後は同じアカウントのWeb版などから確認できます。
購入前には、利用予定のPCでBluetooth機器を接続できるか、業務用スマホへのアプリ導入が認められているかを確認してください。会社から貸与された端末の場合は、機器の仕様が合っていても運用上の制限があり得ます。
Zoom・Teamsを録るためにZenchord 1は必須?
PCでのWeb会議を記録したいだけなら、専用イヤホンを買う前に、Notta側の録音方法も確認しましょう。Zenchord 1を使う方法と、次の2つは別の仕組みです。
- Zenchord 1を使う:PCとイヤホンをBluetoothでつなぎ、スマホ側のNottaアプリにも接続します。PCにNottaアプリを入れない構成が公式ガイドで案内されています。
- Nottaデスクトップ版を使う:PCのマイク音声とシステム音声を取り込む「Botなし録音」があります。専用イヤホンの購入を前提としない方法です。
- Notta Botを使う:Web版などからZoomやTeamsの会議へBotを招待する方法です。待機室・ロビーなどで参加承認が必要になるほか、Zoomでは録画承認も必要です。公式ヘルプでは、ログインが必須のTeams会議は非対応と案内されています。
デスクトップ版のシステム音声録音は、公式ヘルプでWindows 10以降、macOS 13以降が対応範囲として示されています。macOS 11〜12はマイク入力のみのため、相手の声まで録りたい用途では注意が必要です。対応OSと、業務用PCへのアプリ導入・必要な権限付与が認められるかを確認してください。システム音声には通知音や音楽なども含まれるため、録音時は不要な音声を止めます。
PCへのアプリ導入が許可され、PC会議だけが目的なら、まずデスクトップ版で用途を満たせるか確かめると、機器を追加する必要を判断しやすくなります。PCにアプリを入れない場合も、会議側で許可されていればWeb版からのNotta Bot招待が選択肢になります。スマホとイヤホンを組み合わせたい場合は、Zenchord 1の接続条件と比較しましょう。会社の制限を回避する目的では使わず、どの方法でも参加者への説明・必要な同意・所属先の録音ルールを確認します。
この比較は2026年10月21日に確認した公式資料に基づきます。実機での動作・録音精度の比較は行っていません。
会議で使う前に確認すること
録音前の準備と共有前の確認
- 1
録音する目的と共有先を決める
参加者へ事前に伝え、所属先のルールも確認します。
- 2
使う端末で短い録音を試す
スマホのNottaアプリを起動して機器との接続を確認し、本番と同じ接続方法で音声と文字起こし結果が残るか確認します。PC利用時もスマホ側のアプリ接続を用意します。
- 3
共有前に固有名詞・金額・日付を原音と照合する
要約だけを決定事項として配らないようにします。
使い始めの確認は、機密を含まない内容で行うと進めやすくなります。
よくある質問
QNottaの一般無料プランと同じですか
A違います。通常のフリープランは公式料金ページで月120分、1回の文字起こしは3分までと案内されています(2026年10月8日確認)。Zenchord 1の機器連携特典は、ハードウェアプランの対象機器・ワークスペースの条件で判断してください。
Q有料プランは必ず契約しなければいけませんか
A対象条件を満たし、ハードウェアプランの利用枠で足りる場合は、文字起こしのために有料プランを追加契約する必要はありません。Notta公式ヘルプは、同プランを自動課金されない無償の階層として案内しています。
Qケースだけ持っていけば会議を録音できますか
Aケースでの録音操作はできますが、単独保存するレコーダーとしては使えません。本体ストレージがなく、オフライン録音には対応していないため、スマホのNottaアプリを起動し、機器との接続を維持できる準備が必要です。
Q保証はどこで確認できますか
AAcalieSmartの商品ページでは、商品到着日から1年間のメーカー保証が案内されています(2026年10月8日確認)。落下や水濡れ、誤操作、改造などによる故障・破損は対象外です。購入する店舗の保証・返品条件も確認してください。
QNotta Brainも有料で使えるようになりますか
AZenchord 1の文字起こし枠と、Notta BrainのAIクレジットは分けて確認してください。Nottaの料金表でもBrainは別の利用枠として示されています。会議や資料を参照した質問・資料作成まで検討する場合は、関連記事で無料枠と料金の違いを確認できます。
Notta Brainの無料枠と文字起こしプランとの違いでは、Brainの料金・クレジットとNottaとの違いを整理しています。
Zenchord 1を候補にするかの判断
検討しやすい人
- +スマホを併用でき、対面会議とPC・通話で録音方法を使い分けたい人
- +自分のワークスペースが対象条件に合うかを確認できる人
- +月の文字起こし量と、本体代・必要な継続費用を合わせて検討できる人
専用イヤホンを急いで追加しなくてもよい人
- -スマホなしで録音を保存したい人
- -本体だけでオフライン録音を残したい人
- -今の手書きメモ・録音で十分な人
必要な機能と運用が合うと分かったら、販売店で現在の価格・カラー別在庫・保証条件を確認しましょう。


