社内VPNやサーバ保守で、急にグローバル固定IPが必要になった。今のプロバイダにオプションを足すと月額が跳ねる。光コラボに乗り換えると、合わなかったときの戻り方が重い。この記事は、「固定IPが要るけど、長期縛りで決め打ちしたくない」ときの確認手順です。
なぜ固定IP選びは迷うのか
固定IPの検討は、通信速度の比較より先に、前提条件の読み解きが本体になりやすいです。
固定IP契約で迷いやすいこと
回線料とプロバイダ料が別かどうか
固定IP付きISPの月額だけ見ると安く見えても、フレッツ回線料が別だと総額が変わります
既存回線をそのまま使えるか
乗り換え必須だと開通待ちや解約条件が絡み、急場に間に合いにくいです
試せる期間とやめ方
無料期間があっても最低利用や違約金があると、合わなかったときの負担が残ります
本当に必要なIP数
自宅の1台接続ならIP1で足りることが多く、複数IPは機器要件も増えます
やりたいことは「指定されたIPで外から入れるようにする」だけなのに、契約条件の比較が先に来やすい。ここを短く切るには、用途と回線の有無から順に決めるのが早いです。
回線の有無とやめ方を先に決める
サービスを決める前に、次を自分で埋めてください。
契約前に自分で決めること
- 1
何のために固定IPが要るか書く
社内VPN・サーバ保守・自宅サーバ・メール送信など。用途が決まると必要なIP数の目安が立ちます
- 2
フレッツ光がすでに開通しているか確認する
未開通なら工事待ちが本体になります。開通済みなら、プロバイダ側の追加・併用を先に見ます
- 3
既存プロバイダを残す必要があるか決める
残すならマルチセッションで併用できるかが分岐点です。丸ごと乗り換え前提なら別比較になります
- 4
合わなかったときのやめ方を先に見る
無料体験の対象範囲、違約金、最低利用期間。ここがYESなら試しやすい候補に絞れます
試せる条件が揃うと
フレッツ光が開通済みで、急場の固定IPを試したいなら、「プロバイダ料金だけ試せて、違約金なしでやめられる」条件を本線候補にするのが現実的です。回線そのものを新規工事する話とは切り分けてください。
試してから決めるなら インターリンクの固定IP
インターリンクの「ZOOT NEXT for フレッツ光」は、フレッツ光向けの接続サービスで、固定IP(IP1〜128)にも対応しています。公式サイト(interlink.or.jp・2026年7月31日確認)の要点は次のとおりです。
ZOOT NEXTの固定IPと無料体験
固定IPはIP1から選べる
ファミリー・マンションタイプの固定IP1個は月額1,320円(税込)。IP2〜128まで段階があり、用途に合わせて増やせます。
最大2ヶ月の無料体験がある
サービス開始日から翌月末日までが無料体験期間との案内です。期間中に退会すれば費用はかからないとの説明があります。
違約金・最低利用期間なし
初期費用無料、契約期間の拘束なし、違約金なしとの案内。コントロールパネルから退会できるとの説明があります。
他社プロバイダと併用できる
フレッツのマルチセッションを使い、既存プロバイダを残したまま併用できるとの案内です。
フレッツ前提と即日開始
前提はNTTフレッツ光
ZOOT NEXTの利用にはフレッツ光の契約が必要で、フレッツ回線料は別途NTTから請求されます。無料体験の対象はプロバイダ料金側です。
クレカなら即日開始しやすい
すでにフレッツ回線があり、クレジットカード払いなら、サインアップ後に接続用ID・パスワードがすぐに有効になるとの案内です。
逆引き設定は無料
コントロールパネルから任意のホスト名に変更できるとの案内。自宅サーバ運用で正逆一致を整えたいときに使います。
固定IPの月額は回線タイプとIP数で異なります(税込・公式料金ページ、2026年7月31日確認)。
公式料金ページの一部抜粋。ビジネス・プライオ10やIP16以上は公式の最新表を確認
固定IP1個
- ファミリー・マンション(税込)
- 1,320円
- プライオ1(税込)
- 3,300円
固定IP2個
- ファミリー・マンション(税込)
- 2,420円
- プライオ1(税込)
- 4,400円
固定IP4個
- ファミリー・マンション(税込)
- 3,520円
- プライオ1(税込)
- 5,500円
固定IP8個
- ファミリー・マンション(税込)
- 5,720円
- プライオ1(税込)
- 7,700円
| プラン | ファミリー・マンション(税込) | プライオ1(税込) |
|---|---|---|
| 固定IP1個 | 1,320円 | 3,300円 |
| 固定IP2個 | 2,420円 | 4,400円 |
| 固定IP4個 | 3,520円 | 5,500円 |
| 固定IP8個 | 5,720円 | 7,700円 |
フレッツ回線料とサポートで知っておきたいこと
フレッツ回線料は無料体験の対象外です。電話サポートはなく、セルフサポート前提との案内があります。フレッツ 光クロス(10Gbps)はZOOT NEXTでは利用できず、別サービス案内があります。IPアドレスの名義はインターリンクで、権限委譲は行わないとの説明です。速度や夜間帯の体感は環境差があるため、無料体験で確認する前提が安全です。
急場で固定IPを試し、合わなければやめたいなら、料金と無料体験の範囲を公式で確認するのが早いです。
急場の固定IPに向くか、向かないか
向いている人
- +フレッツ光が開通済みで、固定IPを急いで試したい人
- +既存プロバイダを残しつつ、固定IPだけ追加したい人
- +違約金や最低利用期間を避けて、合わなければやめたい人
向いていない人
- -フレッツ回線そのものが未開通で、工事から始めたい人(開通待ちが本体になります)
- -電話サポート前提で契約したい人
- -光クロス(10Gbps)専用の接続だけを探している人
固定IP契約の注意
料金の安さをうたう表現は公式サイトの表記です。常に他社より安いとは限らず、キャンペーンや他社条件は変わります。申し込み前に公式の料金表と無料体験の説明を基準にしてください。
サインアップから退会まで
サインアップから退会までの流れ
- 1
回線タイプと必要なIP数を決める
自宅1系統ならIP1から。複数機器に個別IPが要るならIP2以上を公式表で見ます
- 2
オンラインでサインアップする
クレジットカード払いなら手続きが短く、接続情報がすぐ有効になりやすいとの案内です
- 3
ルーター等に接続情報を設定する
フレッツ回線が開通済みなら、発行されたユーザー名・パスワードを設定して利用開始します
- 4
合わなければ体験期間中に退会する
マイメニューから退会。無料体験期間中なら費用はかからないとの案内です
よくある質問
Qフレッツ回線料も無料になりますか
Aなりません。公式では、無料体験の対象はインターリンク側のプロバイダ料金で、フレッツ回線利用料は別途NTTから請求されると案内されています。
Q今のプロバイダを解約しないと使えませんか
A公式では、フレッツのマルチセッションで他社プロバイダと併用できると案内されています。環境によっては設定が必要です。
Q本当にいつでもやめられますか
A公式では最低利用期間・違約金なしで、コントロールパネルから退会できるとの案内です。無料体験期間中の退会なら費用はかからないとの説明があります。解約は1ヶ月単位との記載もあります。
Q固定IPは申し込み当日に使えますか
A公式では、クレジットカード払いでフレッツ回線がすでにある場合、即日利用開始できるとの案内です。支払い方法によっては有効化まで数日かかることがあります。
QIP1以外は何が違いますか
A使えるグローバル固定IPの個数が増えます。IP2以上は対応ルーター要件があり、IP8以上はネットワークアドレス等で消費する分があるとの案内です。まずは用途に対して本当に複数個が要るか確認してください。
固定IP選びでつらいのは、速度そのものより「合わなかったあともやめにくいこと」であることが多いです。急場を整えたいなら、公式で料金と無料体験の範囲を確認してみてください。




